十一 生活遂行レベルと労働継続可能レベル
十一 生活遂行レベルと労働継続可能レベル
十一 生活遂行レベルと労働継続可能レベル
病気休暇に入り、空っぽになったエネルギーも休むことで次第に充電されてきます。ここから生活療法が開始されます。
まず生活リズムの立て直しのリハビリを開始します。週1回、1回半日のリハビリプログラムから始めます。回復におうじてDC参加可能日数を週1日から2日、3日、4日と増やしながら生活遂行エネルギーレベルまで回復させます。しかし回復の到達点が生活遂行レベルでは職場復帰はできません。
労働継続可能レベルまで持ち上げていくためには週5日を継続してトレーニングし続ける必要があります。白峰クリニックのうつ病リハビリテーションの特徴は、いきなり週5日のスパルタトレーニングを行うのでなく、養生しながら体力・気力・自信をふやしながら、坂道をゆっくり登ようにして社会復帰を実現させていこうとするところにあります。その中で、何故うつ病に罹ったのかを知り、その再発を回避できるようにすることをあわせて学んでいただきます。